『iQON』のVASILYが3億円調達

ファッションコーディネートアプリの中で知名度が一番高そうな『iQON』を運営するVASILYが第三者割当増資を行い、グロービス、伊藤忠、GMO-VPから総額3億円を調達したそうです。

ファッションコーディネートアプリ『iQON』運営のVASILYが3億円を調達、オフライン店舗への送客も狙う

結構な調達額ですね。以前「調べるお」でもファッションコーディネートアプリを調べたけど、（いろいろな面で）話題になるのは概ね『iQON』のような気がします。記事によると月額2,000万円を売上るショップもあるとか。サービス運営側の取り分がいくらかわからないけど、ニーズはあるんですね。

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【参考記事】
いろいろ話題のコーディネート共有サービスを少しだけ｜インターネット界隈の事を調べるお
次の「ファッションディスカバリー」を作る--iQON運営のVASILYが3億円の資金調達
経由の月間販売額が2000万円を超えるショップも出現ーーiQONを運営するVASILY、グロービス他から3億円を調達

【スクレイピング×データベース】シナジーマーケティングとマイニングブラウニーが資本業務提携

JASDAQ上場企業シナジーマーケティングがクローラープラットフォーム『mitsubachi』などを提供するマイニングブラウニーと資本業務提携したそうです。シナジー社はマイニングブラウニー社の既存株主から19.3％の株式を取得とのこと。

http://www.biz-samurai.com/release/detail/106704/

業務提携の内容としては以下。

・マイニングブラウニーが提供するクローラープラットフォーム「mitsubachi」とシナジーマーケティングが提供する会知データベース「iNSIGHTBOX」のサービス連携による商品市場調査
・両社の持つ技術やノウハウの融合による、企業がマーケティング活動をする上でのターゲットや価格設定、広告の最適化などマーケティング戦略の共同提案

スクレイピングを事業としてやっている会社っていうのがあったのか。不勉強なもので知りませんでした。マイニングブラウニー社はそのスクレイピングのサービスやクローリングプラットフォーム、『EC-CUBE』を使ったECサイト構築サービスなんかをやっているようです。

話題の『BASE』が第三者割当増資してたのを見逃してた

僕が諸事情でネットから離れてた間に『BASE』さんが第三者割当増資を行って2,300万円調達したそうです。引受先はpartyfactory、East Ventures、個人投資家とのこと。主に松山太河さんが取り仕切った感じでしょうかね。

http://news.mynavi.jp/news/2013/01/18/262/

サービスのマネタイズに関しては「手数料」とか「有料版」とかしか想像できないのですが（僕は）、収穫逓増の原理というか、まずは勢い良く拡散させるってのに注力してもいいのかもしれませんね。

「スマートEC」というのは個人間決済プラットフォームとショッピングカートの間のようなものだと認識しているのですが、このジャンルが発展すれば1億総商店になる可能性もありますよね。クラウドソーシングの拡がりに似ている気がします。

現状はスマートECもショッピングカートも距離が近い気がするけど、そのうちそれぞれが独自のポジションを創っていくんじゃないかなぁって、ぼんやりと。

ところでBASEの会社概要を見たのですが、会社設立直後にはもう1名取締役がサイトに記載されてた気が。気のせいかな。その某氏はBASEと競合にあたるんじゃないかな？って思う某社の社外取締役にも名を連ねていたので、取締役の「競業行為の禁止」に触れてしまわないのだろうか？と少し気になっていました。まぁいいや。

East Venturesさんはこのブログでも三度目の登場。『CAMPFIRE』とクオンさんの増資の際にそれぞれ取り上げさせて頂きました。やはり松山太河さんには注目してしまいます。

と、過去の「クオン」さんの記事を見てたのですが、モーションビートの小川さんはユナイテッドには参加せずにクオンに注力するのでしょうかね？ふと思ったもので。

「サイブリッジが制作会社を子会社化」とベトナム進出

サイブリッジさんが制作会社のユーザー・センタード・デザイン（UCD）さんを完全子会社化したというプレスリリースが朝イチで流れてました。

サイブリッジ、株式会社ユーザー・センタード・デザインの全株式を取得し完全子会社化


UCDは約10年のキャリアがあるベテランWeb制作会社で、ベトナムにも開発拠点を置いている会社。リリースによると年商1.6億円。従業員は国内、海外それぞれ20名くらいがいるようです。オフショア開発で大変なのは、海外とのディレクションだと思うので、そのへんのノウハウと実績があるUCDを子会社化したことで、これから積極的にベトナム等に開発拠点を作っていきそうですね。


一時期すごく盛り上がったホーチミン進出ですが、最近はどうなんでしょうかね。ホーチミンの開発拠点として有名なのはバイタリフィさんのVitalify Asiaかな。元々は『サイトストック』（その後、アイレップが事業買収し、現在はサイトストック社が運営）の運営なので知られていたデジパさんが作ったdigiper Vietnamですが、そのdigiper Vietnamをバイタリフィがごそっと買収したのがVitalify Asiaです。なのでサイトの作りはデジパと似てますね。Vitalify Asiaは従業員数160名もいるんですね。ビックリ。

その他、ホーチミンの開発会社といえば、insproutさんの関連会社outsprin社とかかなぁ。insproutとoutsprinはアナグラムですね。


話を戻しますが、サイブリッジさんのWeb制作はなかなか評判がよろしいのですが、ソシャゲ開発も含め、これからはコストとの戦いになってくるわけで、そのへんを海外開発拠点でカバーしていきたいというのが戦略ですかね。とりあえず例の図は更新しました。


ベトナム市場への進出というのはなかなか難しい面（物価とか社会主義とか）もあるかもしれませんが、ソフトサインさんは現地キャリアと提携してソシャゲを展開しているみたいです。状況はどうなのでしょうかね。興味深いとこではあります。ちなみにソフトサインの代表でおられる計さんはユミルリンク創業者としても有名です。



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もう4年前も経つので古いものですが一応。
→ベトナム関連相関図

モブキャストが韓国で強いゲーム開発会社を子会社化

モブキャストさんがオンラインゲーム開発会社のエンタークルーズさんを完全子会社化するそうです。

モブキャストがオンラインゲーム開発のエンタークルーズを株式交換で完全子会社化ーー約6億円規模

エンタークルーズ社は従業員の7割が韓国人で韓国にも多くのユーザーを抱えているそうです。この買収を足がかりに韓国、そしてアジア市場へ打って出るのですかね。

もうだいぶゲーム開発会社は買われて、残ってないのでは？と思ってたけど、まだまだ力のある制作会社はあるもんですね。